2日のニューヨーク株式市場は、景気の先行きへの期待から大幅に値上がりし、ダウ平均株価は、新型コロナウイルスの感染拡大で株価が急落する前の2万9000ドルを回復しました。
2日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて454ドル84セント高い、2万9100ドル50セントでした。
1日の値上がり幅としては、ことし7月14日以来の大きさです。
また、2万9000ドルを回復したのは、新型コロナウイルスの感染拡大で株価が急落する前のことし2月21日以来です。
この日は、景気の先行きへの期待から幅広い銘柄に買い注文が出て、ダウ平均株価は、構成する30社のうち28社が値上がりしました。
一方、IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数は、4日連続、主要500社の株価で算出するS&P500は2日連続で、それぞれ最高値を更新しています。
市場関係者は、「金融緩和が長期間続くという安心感に加え、アメリカ議会で協議が続いている新型ウイルスに対応した追加の経済対策への期待も買い注文につながった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB