日本の体操界で初めてプロに転向したエースの内村航平選手が出身地の長崎県創業の外食チェーンと所属先として契約しました。
去年プロ選手となった28歳の内村選手は、6種目すべてを行うオールラウンダーを続けながら、2020年東京オリンピック出場を目指しています。
内村選手は6日、都内で、出身の長崎県で創業した外食チェーンの「リンガーハット」と所属先として契約を結び、記者会見で、「応援してもらっている長崎の人たちに恩返しができると思った。長崎で創業した企業であることが決定打になった」と契約の理由を説明しました。
契約は、2021年12月までで、企業のロゴマークの入ったユニフォームを着て国内の大会に出場するということです。
会見後の取材で、内村選手はプロとして初戦となる、来月の全日本選手権に向けて「試合勘をしっかり取り戻してミスがないようにしたい」と話しました。
そのうえで「最近の国際大会の動画を見て、点数が全体的に厳しくつけられていると思ったので、考えていた構成とは異なる構成で行こうと考えている」と話し、よりシンプルな演技構成で高得点を目指す考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB