3日のニューヨーク株式市場は、これまで相場を引っ張ってきたIT関連銘柄がそろって売られ、ダウ平均株価は、前の日に比べて一時、1000ドル以上値下がりするなど、大幅に下落しました。
3日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて807ドル77セント安い、2万8292ドル73セントでした。
ダウ平均株価は、前日には、6か月半ぶりに2万9000ドルを回復しましたが、この日は、一転してことし6月11日の大幅下落以来の値下がりを記録しました。
市場では、これまでIT関連銘柄が投資家の人気を集めて上昇し、相場を引っ張ってきましたが、この日は、アップルやマイクロソフトなどがそろって売られ、アップルの値下がり率が8%を超えるなど、ダウ平均株価は一時、1000ドル以上値下がりしました。
このため、IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数は、ダウを大幅に超える、およそ5%の値下がり率を記録しています。
市場関係者は、「これまでほぼ一本調子で値上がりしてきた中で、特にIT関連の株価の割高感は意識されていた。今後も、一定の調整が避けられないことがこの日の大幅下落で裏付けられたのではないか」と話しています。
-- NHK NEWS WEB