新型コロナウイルスの影響で閉店を決めた大阪 新世界の老舗ふぐ料理店、「づぼらや」の、街のシンボルとして親しまれてきたふぐをあしらった張り子の看板が撤去されました。
大正9年創業の大阪のふぐ料理店、「づぼらや」は、ことしでちょうど100年を迎えた老舗ですが、新型コロナウイルスの影響による休業から営業を再開しないまま、今月15日に閉店することになっています。
店のシンボルのふぐをあしらった張り子の看板は観光名所の通天閣とともに大阪を象徴するランドマークの1つとして長年、親しまれてきましたが、運営会社によりますと2日の深夜から3日の未明にかけて撤去されました。
SNSには撤去の様子を撮影した映像が投稿されていて、クレーン車につり上げられた張り子の看板がトラックに載せられる様子が映されています。
運営会社によりますと看板は倉庫に保管していて、今後の用途などは未定だということです。
看板が無くなった店には「長らくご愛顧いただきありがとうございました。皆様お元気で ほな!さいなら」と書かれた垂れ幕が掲げられ、100年の歴史に幕が下ろされました。
-- NHK NEWS WEB