ホンダとアメリカのGM=ゼネラルモーターズが、提携関係を一段と強化する検討に入りました。これまでの電気自動車の開発などに加え、今後はアメリカなどを対象に研究開発や部品の共同調達、車とインターネットをつなぐサービスでも、協力を検討するとしています。
発表によりますと、ホンダとGMはアメリカなどの北米市場を対象に研究開発や部品の共同調達など幅広い分野で協業していくための覚書を交わしました。
具体的には、エンジンやモーターを含めた車の土台となるプラットフォームの共通化を検討し、早ければ来年の初めごろから協業を始めるとしています。
また、コネクティッドと呼ばれる車とインターネットを結ぶサービスでも協力を検討します。
ホンダとGMはすでに電気自動車の開発などで提携していて、今回の覚書により提携関係の一段の強化に踏み出すことになりますが、ホンダは資本を持ち合う形での提携は「考えていない」としています。
自動車業界は100年に1度と言われる変革期にあるとされ、IT企業を巻き込んだ競争が激しくなっていて、世界のメーカーが経営統合や資本関係の強化に乗り出しています。
-- NHK NEWS WEB