新型コロナウイルスをきっかけに家で食事をするニーズが高まっているとして、食品メーカーの「キユーピー」が賞味期間が長く買い置きができる総菜を新たに開発しました。
キユーピーが新たに開発したのは、鶏肉を使った煮込み料理やゆで卵、それに卵やマヨネーズなどを使ったタルタルソースです。
加熱殺菌の時間や温度などを食品ごとに細かく変えることで味や新鮮さを保ちながら賞味期間を長くしたのが特徴で、煮込み料理は冷蔵で30日間、ゆで卵は冷蔵で15日間としています。
キユーピーは、新型コロナウイルスの感染リスクを少なくしようと外出を控えて自宅で食事をする人が増えているとして、得意としている調味料だけでなく総菜事業も強化し、おかずの買い置き需要に対応したとしています。
首都圏を中心に一部のスーパーではすでに販売を始めていて、来年3月以降、本格的に売り出すことにしています。
長南収社長は「感染拡大して以降は日持ちしない総菜は売り上げが厳しかった。消費者に受け入れられると期待している」と話していました。
新型コロナウイルスをきっかけに変わる消費者のニーズに合わせて企業が新しい事業をつくろうとする動きは今後も広がりそうです。
-- NHK NEWS WEB