携帯電話の契約先を乗り換える際の手数料を、ネット上で手続きする場合、無料にする方針が事実上、決まりました。
気軽に乗り換えられるようにすることで、価格競争を促すねらいです。
総務省の有識者会議は7日、携帯電話料金の引き下げに向けて競争を促すためのルールの見直し案をまとめました。
それによりますと携帯電話の番号はそのままで契約先の会社を乗り換える際に、現在は3000円かかっている手数料を、▽ネット上では無料とすべきとし、▽店頭での場合も1000円以下に引き下げることが適当だとしています。
また、▽ネットでの乗り換え手続きを原則として24時間できるよう求めるとともに、▽他社への乗り換えを希望する利用者の引き止めを禁止することなどが盛り込まれています。
総務省では今後、広く意見を募ったうえで、関連する指針を改めることにしていて、乗り換え手数料を引き下げる方針が事実上、決まりました。
利用者が気軽に契約先を乗り換えられるようにすることで、価格競争を促すねらいがあります。
今回の見直しで実際に乗り換えが増え、海外と比べて割高とされる料金の引き下げにつながるかが今後の焦点となります。
-- NHK NEWS WEB