新型コロナウイルスの影響で倒産した企業が、ことし2月から8日までの累計で、500社になったことが民間の調査会社のまとめで分かりました。
帝国データバンクによりますと、新型コロナウイルスの影響で、破産などの法的手続きをとって倒産した企業と、事業を停止して法的整理の準備に入った企業はことし2月から8日までの累計で500社になりました。
業種別では、
▽「飲食店」が69社と最も多く、
▽「ホテル・旅館」が53社、
▽「アパレル小売店」が34社などとなっています。
都道府県別では、多い順に
▽東京都が123社、
▽大阪府が54社、
▽北海道が25社などとなっています。
月別にみると、6月と7月がともに100社を超えましたが、先月は8日時点の集計で84社となっています。
帝国データバンクは「政府などによる中小企業への資金繰り支援策が一定の効果をあげているとみられる。ただ、新型コロナウイルスの影響による消費の低迷が長期化すれば経営が一段と厳しくなる企業が増えるおそれがあり、先行きを注視する必要がある」と話しています。
-- NHK NEWS WEB