8日午前、大分市を流れる大分川の下流で人の骨の一部が見つかり、ことし7月の記録的な豪雨で行方不明になっていた54歳の男性と確認されました。大分県で7月の豪雨の犠牲になったのは合わせて6人となりました。
8日午前9時ごろ、大分市荏隈を流れる大分川の下流の岸で、国の委託を受けて川の流れを調査していた会社の関係者が、人の骨を見つけました。
警察によりますと、骨は腰や足、それにあごの部分で、歯の治療の痕などから、ことし7月の記録的な豪雨で行方不明になっていた大分県由布市の渡邊知己さん(54)と確認されました。
渡邊さんは家族で旅館を営んでいて、ことし7月7日の夜、由布市湯布院町の自宅から家族と一緒に車で避難する際、大分川の支流の花合野川で流されたとみられ、行方がわからなくなっていました。
この時の豪雨では、渡邊さんの妻の由美さん(51)と、長男の健太さん(28)、それに由美さんの母の登志美さん(81)も犠牲になっています。
7月の豪雨で大分県で犠牲になったのは、日田市と由布市で合わせて6人となりました。
-- NHK NEWS WEB