8日のニューヨーク株式市場は、IT関連銘柄の下落が続いていることからダウ平均株価は、600ドルを超える大幅な値下がりとなりました。また、IT銘柄の多いナスダックの株価指数は、4%を超える急激な値下がりを記録しています。
月曜日が祝日だったため、連休明けの取り引きとなった8日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末に比べて632ドル42セント安い、2万7500ドル89セントでした。
値下がりは3日連続です。
ニューヨーク市場では、相場を引っ張ってきたIT関連銘柄に先週半ば以降、売り注文が集まっていて、こうした銘柄の多いナスダックの株価指数の値下がり率は、先週末に比べて4%を超えました。
これでナスダック指数は、今月2日につけた最高値から3日間で10%以上、値下がりしたことになります。
個別の銘柄では、アップルが6.7%安、マイクロソフトが5.4%安、アマゾン、フェイスブック、それにグーグルが4%前後安く、いずれも先週末から大幅に値下がりしました。
市場関係者は、「ナスダック市場は、下落傾向がしばらく続くのではないか。新型コロナウイルスに対応した追加の経済対策をめぐるアメリカ議会での与野党調整が進んでいないことや、原油価格の下落も重しになった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB