「牛角」などを展開する外食大手の「コロワイド」は、定食チェーンの「大戸屋ホールディングス」に対して行っていた敵対的なTOB=株式の公開買い付けについて、目標を上回る株式の46.77%を取得し、TOBが成立したことを正式に発表しました。
コロワイドは、大戸屋ホールディングスの株式の19%余りを持つ筆頭株主でしたが、子会社化を目指し、TOB=株式の公開買い付けで少なくとも40%まで株式を買い増すとしていました。
大戸屋は子会社化に反対し、敵対的なTOBとなっていましたが、コロワイドは、買い付けの期限から1日たった9日、最終的な集計の結果、保有比率は46.77%に達し、TOBが成立したと発表しました。
大戸屋は新型コロナウイルスの影響などで業績が落ち込んでいて、今後は、コロワイドが経営に深く関わる形で、経営の改善に取り組んでいくことになります。
コロワイドは大戸屋が店内で行っている調理を見直し、別の施設でまとめて料理を作る方式も導入するなど、コストの削減を図りたいとしています。
-- NHK NEWS WEB