独特な調理法でつくる焼きそばが人気の中華料理店『梅蘭』の、神奈川県内などにある店舗で働く中国籍の従業員7人が、在留資格で認められていない業務を担当していた疑いがあるとして、警察は9日、出入国管理法違反の疑いで逮捕するとともに、関係先として運営する会社を捜索しました。
捜索を受けたのは『梅蘭』を運営する横浜市中区の「源玉商事」で、9日午前、事務所に神奈川県警の捜査員およそ20人が入りました。
警察によりますと、神奈川や東京にある店舗で働く中国籍の従業員7人は、在留資格で認められていない配膳や接客などの業務を担当していたとして、出入国管理法違反の疑いがあるということです。
警察は9日、7人を逮捕し、関係先として運営する会社を捜索しました。
このうち、数人の従業員は「在留資格の申請は会社が行っていた」という趣旨の説明をしているということで、警察は会社が不正を把握しながら雇っていた疑いもあるとみて調べています。
『梅蘭』は、独特な調理法でつくる焼きそばが有名な、人気の中華料理店で、テレビ番組でもたびたび紹介され、ホームページによりますと関東を中心に20店ほど出店しています。
捜索について源玉商事は「責任者がいないのでコメントできない」としています。
-- NHK NEWS WEB