台風10号による大雨で住宅などが押し流され、建設会社の関係者4人の行方がわからなくなっている宮崎県椎葉村の土砂崩れは、発生から3日がすぎました。土砂が流れ込んだ川の下流を含めて、10日も朝から捜索が始まりました。
宮崎県椎葉村では台風10号で500ミリを超える雨が降り、下福良地区の山の斜面が崩れて建設会社の社長の自宅と事務所が押し流されました。
社長の相生秀樹さんは自力で土砂の中から脱出しましたが、妻の勝子さん(68)と長男で専務の泰孝さん(39)、ベトナム人の技能実習生のチャン・コン・ロンさん(23)とグエン・ヒュー・トアンさん(22)の4人の行方が分からなくなっています。
捜索の範囲は土砂が流れ込んだ川の下流のダムなどにも広げられていて、9日は消防隊員らがえん堤から双眼鏡を使ってダム湖の中を探していました。
災害が発生したとみられる今月6日の夜から3日が過ぎる中、村や警察などは10日も午前7時から捜索が再開されました。
-- NHK NEWS WEB