韓国の男性アイドルグループ、BTSがアメリカの音楽チャートで1位を獲得し、韓国政府は、その経済波及効果が1500億円余りに上るという分析結果を発表しました。
韓国の男性7人組のアイドルグループ、BTSの新曲「Dynamite」は、アメリカの音楽チャート「ビルボード」のシングル部門で、2週連続で1位を獲得しました。
大手レコード会社によりますと、アジア出身の歌手がシングルチャートで1位を獲得するのは、1963年の坂本九さんの「上を向いて歩こう」以来、57年ぶりです。
韓国の文化体育観光省は7日、BTSが1位を獲得したことの経済への波及効果を分析した結果、合わせて1兆7000億ウォン、日本円にして1500億円余りに上ると発表しました。
具体的には、曲の売り上げに加え、関連する化粧品や食料品、衣類などの輸出が増加するほか、およそ8000人の雇用を生み出す効果があるということです。
映画や音楽といった韓国のコンテンツ産業を巡っては、ことし、映画「パラサイト半地下の家族」も、外国語の映画として初めてアカデミー賞の作品賞を受賞していて、新型コロナウイルスの影響などで韓国経済が停滞する中、成長産業として期待する声があがっています。
-- NHK NEWS WEB