茨城県阿見町の病院で入院患者と看護師合わせて9人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、県と病院は感染者の集団=クラスターが発生した可能性があるとみて、調査を進めることにしています。この9人を含めて、茨城県内で11日、感染が確認されたのは13人です。
茨城県阿見町にある「東京医科大学茨城医療センター」は、70代から90代のいずれも女性の入院患者7人と30代の男性看護師と40代の男性看護師の合わせて9人の感染が確認されたと発表しました。
いずれも病棟の同じ階に入院したり勤務したりしていたということです。
入院患者のうち土浦市の70代の女性は中等症で、そのほかの患者や看護師は軽症か無症状だということです。
「東京医科大学茨城医療センター」では、10日夜から救急搬送の受け入れを取りやめ、11日からは救急外来を閉鎖しているということです。
茨城県と病院は感染者の集団=クラスターが発生した可能性があるとみて、調査を進めることにしています。
茨城県内では、このほか、稲敷市の10代の女子生徒、東海村の20代の男性会社員、取手市の60代の男性会社員、土浦市の50代のパートの女性の感染が新たに確認され、11日は合わせて13人でした。
これで茨城県内で感染が確認された人は合わせて606人になり、このうち死亡した人は14人です。
また、茨城県内では、11日までに新たに4人の症状が回復し、退院した人などは520人となりました。
-- NHK NEWS WEB