11日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、小幅ながら値上がりしました。一方、IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数は値下がりしています。
11日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、10日に比べて131ドル6セント高い、2万7665ドル64セントでした。
この日は、買い戻しの動きから大きく値上がりして始まったものの、その後は前日に比べて一時、値下がりに転じるなど、不安定な値動きとなりました。
一方、ナスダックの株価指数は2日続けて値下がりしました。
IT関連銘柄は下落傾向が続いていて、この結果、ナスダック指数は最高値を記録した今月2日の終値に比べて10%値下がりし、地元メディアは「新型コロナウイルスの影響で急落したことし3月以来のひどい1週間になった」などと伝えています。
市場関係者は「米中の対立に加えて、新型コロナウイルスに対応した追加の経済対策の成立のメドが与野党の鋭い対立で立っていないことも投資家に不安を与えている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB