新型コロナウイルスをめぐり、西村経済再生担当大臣は13日、PCR検査キットの製造ラインを新たに国内で整備している滋賀県内の企業を視察し、ウイルス対策に必要な物資が滞ることのないよう、生産拠点の多元化を図る企業を支援する考えを強調しました。
西村経済再生担当大臣は滋賀県草津市のバイオ関連企業を訪れ、中国にある唾液によるPCR検査キットの製造ラインを新たに国内で整備していることや、新型コロナウイルスとインフルエンザを同時に判定できる検査キットの開発を進めていることなどについて説明を受けました。
このあと、西村大臣は記者団に対し、「感染拡大を契機に、特にマスクなど、さまざまな物資が滞った。大きな課題の一つであり、今年度の補正予算でも手当てし、経済全体でサプライチェーンの強じん化を進めていく」と述べ、生産拠点の多元化を図る企業を支援する考えを強調しました。
そして、西村大臣は「この冬の新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行にも備えなければいけない。唾液で検査が同時にできれば、非常に有効な手段となる」と述べ、検査キットの開発の成功に期待を示しました。
-- NHK NEWS WEB