コンサートの設営や警備などにアルバイトを派遣していた、神奈川県横須賀市の会社の社長が、税務申告をせず消費税およそ4800万円分を脱税した疑いで、東京国税局から告発されました。
告発されたのは神奈川県横須賀市の人材派遣会社「ブリッジ」と、この会社の中野正明社長(51)です。
関係者によりますと、中野社長は人気ミュージシャンのコンサート会場などにアルバイトを派遣し、設営や警備、グッズ販売の仕事を幅広く請け負っていましたが、一部の年を除いて税務申告を行っていなかったということです。
東京国税局査察部はおととしまでの3年間に、消費税およそ4800万円を脱税したとして、横浜地方検察庁に告発しました。
脱税した資金はアルバイトの人件費などに充てていたということです。
中野社長はNHKの取材に対し「国税局の指導に従って修正申告し、納税しました。ご迷惑をおかけし大変申し訳ありません」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB