2027年度にJR東京駅前に高さ日本一となる、およそ390メートルの超高層ビルが開業する予定です。現地で工事が進む大規模な再開発事業の詳細が、17日発表されました。
不動産大手の三菱地所などは、JR東京駅の北側にある常盤橋の周辺、3.1ヘクタールの敷地で大規模な再開発を進めています。
会社は17日、事業の詳細を発表し、2027年度の開業を目指す再開発地区の名前を「TOKYO TORCH」とします。
新たに建設されるビルは、高さおよそ390メートルの地上63階建てで、ホテルや大規模なホールのほか、高さ350メートル余りのところに展望施設を作ります。
完成すると大阪市にある高さ300メートルの「あべのハルカス」や、東京 港区に「森ビル」が建設中で、2023年に完成予定の高さ330メートルのビルを超えて、日本で最も高いビルになります。
また新型コロナウイルスの感染拡大で、屋外スペースのニーズが高まっているとして、屋外の広場や公園などを当初の計画よりも広げるということです。
三菱地所の吉田淳一社長は「新型コロナウイルスの影響もあって、世の中に停滞感が広がっているが、世代や国境を越えて、日本を明るく元気にする唯一無二の街づくりを推進したい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB