群馬県中之条町の川で女性の遺体が見つかった事件で、女性のキャッシュカードなどを奪い、橋から落として殺害したとして、男女2人が強盗殺人の罪で起訴されました。捜査関係者によりますと、起訴された女はツイッターに「練炭」などのキーワードを書き込んで自殺志願者を募り、女性はそれに応じる形で会っていたということです。
起訴されたのは住所不定の会社員、小船治被告(34)と埼玉県久喜市の無職、山本結子被告(30)です。
起訴状などによりますと、2人は先月1日、群馬県中之条町で48歳の無職の女性の頭をバットで殴るなどしたうえ、橋から川に落として殺害し、キャッシュカードや免許証を奪ったとして、強盗殺人の罪に問われています。
検察は2人の認否を明らかにしていません。
捜査関係者によりますと、山本被告がツイッターに「練炭」や「睡眠薬」などのキーワードを書き込んで自殺志願者を募り、女性はそれに応じる形で会っていたということです。
一方、小船被告はこれまでの調べに対し「指示されてやった」といった趣旨の供述をしていて、警察が携帯電話の解析などを進めた結果、山本被告がSNS上で架空の指示役になりすまし、メッセージを送っていたとみられることが分かったということです。
-- NHK NEWS WEB