17日、宇都宮市の駅のトイレの中で、16歳の女子高校生が男にカッターナイフをつきつけられ手にけがをした事件で、警察は19日、出頭してきた23歳の会社員の男を強盗傷害の疑いで逮捕しました。男は、容疑を一部、否認しているということです。
17日の午前8時半ごろ、宇都宮市のJR岡本駅西口にある女子トイレの中で、16歳の女子高校生が若い男にカッターナイフを突きつけられて金を出すよう脅され、手のひらに軽いけがをしました。
この事件で、警察は、現場の方向から走り去る男の姿が映った防犯カメラの映像を公開して捜査していましたが、19日未明、市内の警察署に男が出頭し「女子高生がトイレに入っていくのを見て、あの子から金を取ろうと思った。自分の映像がニュースで流され、もう逃げられないと不安になった」などと話したということで、強盗傷害の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、宇都宮市平出町の会社員、根本達也容疑者(23)です。
警察によりますと、根本容疑者の話をもとに捜査した屋外の場所からは、事件で使われたとみられるカッターナイフが見つかったということです。
調べに対して、容疑を一部否認しているということで、警察は詳しい動機などを調べています。
-- NHK NEWS WEB