23日のニューヨーク株式市場はIT関連銘柄が再び売られ、ダウ平均株価は大きく値下がりしました。
23日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて525ドル5セント安い2万6763ドル13セントで、2万7000ドルを割り込みました。
この日は値上がりして取り引きが始まりましたが、アップルやセールスフォース・ドットコムなどIT関連銘柄の売り注文が膨らみ、値下がりに転じました。
ダウ平均株価を構成する銘柄で値上がりしたのは前日発表した決算内容が好調だったナイキと、医薬品大手のジョンソン・エンド・ジョンソンの2社だけでした。
また、IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数は前日に比べた値下がり率が3%を超える大幅な下落となりました。
市場関係者は「IT関連は一定の値下がりが避けられない調整局面に入ったという見方もある。ヨーロッパでの感染再拡大やアメリカ議会の与野党対立で追加の経済対策のめどが立たず、景気の先行きへの懸念も次第に強まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB