リース会社の「三菱UFJリース」と「日立キャピタル」は、来年4月に合併すると発表しました。新型コロナウイルスなどの影響で事業環境が変化するなかで、合併で収益力を強化するねらいがあります。
発表によりますと、三菱商事や三菱UFJフィナンシャル・グループなどが出資する「三菱UFJリース」と、日立製作所などが出資する「日立キャピタル」は、24日開いた両社の取締役会で、来年4月1日に合併によって経営統合することを決めました。
両社は2016年5月に資本業務提携を結び、経営統合を1つの選択として関係強化に向けて協議を続けてきました。
新型コロナウイルスの影響で事業環境が変化するなかで、合併によって収益力を強化するねらいがあり、合併後の2023年度をめどに年間100億円程度の統合効果を生み出すとしています。
合併後の新会社の社長に就任する予定の三菱UFJリースの柳井隆博社長は、オンラインで行った記者会見で「金融・商社系とメーカー系で異なる強みを持つ2社が一緒になって、資本力を強めることで新しい領域に挑戦できる」と述べました。
-- NHK NEWS WEB