人気のオンラインゲーム「フォートナイト」の開発会社などは、IT大手のアップルなどが運営するアプリの配信サービスの公平さに問題があるとして、各国政府に規制の導入を訴えるための新たな団体を設立したと発表しました。
団体を設立したのは、若者に人気のオンラインゲーム「フォートナイト」を開発したアメリカの「エピックゲームズ」や音楽の定額配信サービス大手「スポティファイ」など、合わせて13の企業や団体です。
24日、設立にあたって発表した声明では、開発会社が、アプリの提供を1つのアプリストアだけに制限されたり、アプリストアに付随する決済システムの利用を強いられたりするべきではないとしています。
そのうえで、各国の政府にアプリストアの運営企業を対象にした規制の導入を働きかける方針を示しています。
アプリストアの運営をめぐっては、エピックゲームズが先月、アップルが運営する「アップストア」で、アップルの課金システムを使わずより安くアイテムを購入できる仕組みを導入したのに対し、アップルが規約に反しているとしてフォートナイトを削除し、互いに提訴しています。
新たな団体には、巨大企業のアップルに対するエピックゲームズの行動に賛同する企業などが集結した形で、アプリストアの在り方をめぐる議論が高まることになりそうです。
-- NHK NEWS WEB