北海道の最高峰、大雪山系の旭岳では、紅葉が見頃を迎え、赤や黄色に色づいた美しい景色が訪れた人たちを楽しませています。
北海道で最も高い標高2291メートルの旭岳は、日本でいち早く紅葉が楽しめる場所として、毎年多くの人が訪れます。
ロープウエーの運営会社によりますと、ことしもほぼ平年並みの今月初めから山頂付近で紅葉が始まりました。
今は5合目付近にあるロープウエーの「姿見駅」周辺で見頃を迎えていて、訪れた人たちが、赤や黄色に色づいたチングルマやウラジロナナカマドなどの紅葉をゆっくり眺めたり写真に撮ったりしていました。
旭岳では26日、初冠雪が観測され、現在は7合目付近までが雪で白く覆われていて、ロープウエーの運営会社によりますと、5合目に設置した気温計では28日正午の気温が1度と、このところの冷え込みで木々の色づきも進んでいるということです。
埼玉県から訪れた70代の女性は「赤い紅葉や白い雪景色がとても美しかったです。満足しています」と話していました。
旭岳の紅葉は来月中旬ごろまで楽しめるということです。
-- NHK NEWS WEB