アパートなどの施工不備が相次いで発覚して経営が悪化し、負債が資産を上回る債務超過となった「レオパレス21」は、ソフトバンクグループ傘下のファンドから総額570億円程度の出資と融資を受けて、経営の立て直しを図ることになりました。
レオパレス21は、施工不備が発覚した物件の改修費用が膨らみ、賃貸アパートの入居率も低迷して財務が悪化し、ことし6月末の時点で、株式の上場以来、初めて負債が資産を上回って118億円の債務超過に陥る見通しを明らかにしています。
関係者によりますと、レオパレス21は、事業の立て直しに向けて、経営を支援してくれるスポンサー探しを進めてきました。
その結果、ソフトバンクグループ傘下のファンド、「フォートレス・インベストメント・グループ」の支援を受けることを、30日開いた取締役会で決めました。
フォートレスがレオパレス21に対し、出資と融資で総額570億円程度を拠出するということです。
フォートレスは、投資家向けに不動産などの運用を行っているほか、傘下の企業を通じて国内で不動産の賃貸業も行っていて、レオパレス21は、不動産関連の事業を手がけるファンドの支援を受けて、立て直しを図ることになりました。
-- NHK NEWS WEB