独特な調理法でつくる焼きそばが人気の中華料理店『梅蘭』の神奈川県内などの店舗で、中国籍の従業員に在留資格で認められていない業務を担当させていたとして、運営会社の役員ら2人が出入国管理法違反の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは『梅蘭』の運営会社「源玉商事」などで役員をつとめる藤江林毅容疑者(30)ら2人です。
警察によりますと、藤江役員らは、ことし1月から9月にかけて、神奈川や東京にある『梅蘭』の複数の店舗で、中国籍の従業員7人に在留資格で認められていない配膳や接客などの業務を担当させたとして、出入国管理法違反の疑いが持たれています。
警察が9月9日に従業員7人を逮捕するとともに、会社を捜索するなどして捜査を進めた結果、会社側が在留資格の申請を行うなど、不正を主導していた疑いがあることが分かったということです。
調べに対し、藤江役員は容疑を認めたうえで「従業員に日本人を採用しようとしても集まらなかった」などと供述しているということで、警察は会社の経営実態について詳しく調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB