東京オリンピック代表に内定している瀬戸大也選手が、競泳の日本代表チームのキャプテンを辞退したことが分かりました。
日本の競泳陣で唯一、東京オリンピック代表に内定している瀬戸選手は、自身の女性問題に関する報道を受けて、報道の内容を認め、謝罪するコメントを今月24日にマネジメント会社を通じて発表しました。
関係者によりますと瀬戸選手は30日午後、東京 新宿区の日本水泳連盟を訪れ、一連の問題を謝罪したうえで、競泳の日本代表チームのキャプテンを辞退する意向を伝えたということです。
日本水泳連盟では来月6日の常務理事会で審議することにしています。
また瀬戸選手は、JOC=日本オリンピック委員会との間で、実力や人気のある選手の肖像権を管理する「シンボルアスリート」の契約を交わしていましたが、本人の申し出によって、30日付けで契約は解除されました。
さらに所属先についても、契約していた全日空からの申し出を受けて、30日付けで解除されています。
日本水泳連盟によりますと、瀬戸選手は来月17日に開かれる短水路の日本選手権に、自身が世界記録を持つ400メートル個人メドレーで出場を予定していましたが、出場には新たな所属先が必要だということです。
マネジメント会社は、一連の問題や所属契約の解除を受けて「今後の予定は検討中」と話しています。
-- NHK NEWS WEB