30日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスに対応した追加の経済対策への期待から、ダウ平均株価は大きく値上がりしました。
30日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて329ドル4セント高い、2万7781ドル70セントでした。
与野党の対立で協議が進んでいない新型コロナウイルスの感染拡大に対応した追加の経済対策について、この日、ムニューシン財務長官が対策の成立に楽観的な見方を示したと伝わり、景気の先行きへの安心感から幅広い銘柄に買い注文が広がりました。
ただ、ダウ平均株価の値上がり幅は500ドルを超えたあと乱高下し不安定な値動きとなりました。
市場関係者は「前日夜の大統領選挙のテレビ討論会を受けて、株価は先物市場で一時大きく値下がりしたが、結果的には株価への影響は限定的だった。劣勢が伝えられたトランプ大統領が今後、経済対策などで、やつぎばやに対応するのではとの見方も出ている」と話しています。
一方、この日の大幅上昇でもダウ平均株価の、先月の値動きはマイナスとなり、これは新型ウイルスの影響で株価が急落したことし3月以来、6か月ぶりになります。
-- NHK NEWS WEB