システムトラブルによって1日、取り引きを終日停止した東京証券取引所は、2日午前9時から通常どおり売買を再開し、取り引きが行われています。
東京証券取引所では、1日朝、基幹システムの「アローヘッド」の機器の一部にトラブルが生じたことで、株価などの重要な情報が配信できなくなったため、すべての銘柄の取り引きが終日停止されました。
株式の売買が全面的にシステム化された1999年5月以降で初めての事態でした。
このトラブルに伴う復旧作業と点検は1日夜に終わり、2日の取り引きは午前9時から今のところ通常どおり行われています。
一方、東証と同様に取り引きを停止していた名古屋・福岡・札幌の各証券取引所も、2日は通常どおり取り引きを行っています。
今回のシステムトラブルでは、資本市場の重要なインフラである証券取引所が丸1日にわたって機能停止に陥りました。
市場関係者からは、原因の究明と、再発防止に向けた態勢整備を東証に強く求める声が上がっています。
-- NHK NEWS WEB