プロ野球・阪神が、2軍の本拠地を兵庫県西宮市の鳴尾浜球場から尼崎市に移転することを検討していることが分かりました。
阪神の2軍が本拠地とする球場や若手選手が住む寮などは現在、西宮市鳴尾浜にありますが、完成から26年目を迎え、施設の狭さなどが課題になっています。
このため、阪神は2軍の球団施設を尼崎市杭瀬南新町にある小田南公園に移転することを検討しているということです。
阪神が作成した資料などによりますと、球団創設90周年にあたる2025年をめどに、球団がメイン球場やサブ球場のほか、室内練習場や選手寮を整備し、尼崎市が施設の維持費の一部を負担するとしています。
小田南公園は、阪神電鉄の大物駅からおよそ400メートル離れた場所にあり、尼崎市では阪神の2軍施設が移転すれば、地域の活性化につながるとしています。
球団の親会社である阪神電鉄の広報担当者は「2軍施設の移転を検討していることは事実ですが、まだ何も決まっていません」と話しています。
-- NHK NEWS WEB