ブラジルのボルソナロ大統領はその過激な発言から「ブラジルのトランプ氏」とも呼ばれるなか、新型コロナウイルスを軽視する発言を繰り返し、ことし7月に感染しましたが、その後の世論調査では支持率は上昇しています。
南米のブラジルでは、新型コロナウイルスの感染者が480万人を超えて世界で3番目に多くなっていて、ことし7月にはボルソナロ大統領が妻と共に感染して一時隔離されました。
ボルソナロ大統領は、その過激な発言から「ブラジルのトランプ氏」とも呼ばれ、新型コロナウイルスを巡っては「ただの風邪だ」などと軽視する発言を繰り返していたことから大手メディアなどから批判も出ました。
しかし、ボルソナロ大統領は、療養している間もみずからの健康をアピールし深刻な病気ではないという主張を繰り返しました。
PCR検査で陰性となった後の8月に行われた世論調査では、支持率は6月から5ポイント上がって37%と政権発足以来、最も高くなりました。
その後の世論調査でも、支持率は上昇傾向を維持していて専門家は「症状が軽症で力強さを強調したことなどが追い風になっているのではないか」と分析しています。
-- NHK NEWS WEB