2日のニューヨーク株式市場は、トランプ大統領が新型コロナウイルスの検査で陽性だったと明らかにしたことを受け、ダウ平均株価は一時、400ドル以上値下がりしました。ただ、追加の経済対策への期待などから、その後は値を戻しました。
2日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて134ドル9セント安い、2万7682ドル81セントでした。
トランプ大統領が、新型コロナウイルスの検査で陽性だったと明らかにしたことを受けて、取り引き開始直後は大きく値下がりし、値下がり幅は一時、400ドルを超えました。
その後は、ホワイトハウスがトランプ大統領に軽い症状が出ているとしながらも、執務を続けると発表したことやアメリカ議会で協議が続いている追加の経済対策への期待もあって値を戻しました。
一方、IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数は、2%を超える大幅な値下がりでした。
市場関係者は「トランプ大統領の陽性判明でアメリカでの新型ウイルスの再拡大による景気全般への悪影響が改めて強く意識された。大統領選挙への影響も懸念され、先行きへの不透明感が強まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB