かんぽ生命の保険の不適切な販売問題で営業を自粛している日本郵政グループは、5日から、営業の再開に向けた顧客への「おわび」の活動を始めました。
日本郵政グループは、かんぽ生命の保険の不適切な販売問題で去年7月から自粛している営業の再開に向けて、5日からおわびの活動を始めました。
このうちJR東京駅近くの東京中央郵便局では「お客さまの満足と安心に最優先で取り組み、信頼していただける会社になることを約束します」と書かれたポスターを掲示したほか、保険の窓口を訪れた客におわびを記した文書を配ることにしています。
おわびの活動は、5日から全国およそ2万4000の郵便局で一斉に始めるとともに、契約者の自宅などを訪ねて直接、説明するということです。
日本郵政グループは、当面は商品の勧誘などの営業を積極的にはせず、客に再発防止策を説明することで信頼回復に努めたいとしています。
東京中央郵便局窓口営業部の加藤若菜副部長は「厳しいお叱りのことばもあり、お客様からの信頼回復はまだまだ遠い道のりだが、グループ一丸となって取り組みたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB