中国の通信大手ファーウェイへの半導体の輸出をめぐり、日本のソニーとキオクシアが、アメリカ政府に対して許可を求める申請を行ったことが分かりました。
アメリカ政府は先月半ばから、中国の通信機器大手ファーウェイへの半導体の供給を止めるための規制を始めていて、日本のメーカーの間でもファーウェイへの出荷を取りやめる動きが出ています。
こうした中、関係者によりますと、ソニーと、東芝から独立したキオクシアホールディングスは、アメリカ政府に対してファーウェイへの輸出の許可を求める申請を行ったということです。
ファーウェイに対して、ソニーはスマートフォンなどのカメラに使われる画像センサーを、キオクシアは記憶用のNAND型フラッシュメモリーを、それぞれ輸出してきましたが、アメリカ政府の規制を受けて現時点では出荷を取りやめています。
キオクシアは、今月に予定していた東京証券取引所への上場も延期していて、アメリカのトランプ政権による中国企業への規制強化が、日本企業のビジネスにも影響を及ぼす形となっています。
-- NHK NEWS WEB