週明けのニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスに感染して入院中のトランプ大統領が退院すると伝わり、ダウ平均株価は大幅に値上がりしました。
5日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末に比べて465ドル83セント高い、2万8148ドル64セントで、2万8000ドルを回復しました。
新型コロナウイルスに感染して入院中のトランプ大統領の症状が重くないとして、この日は、取り引き開始から大きく上昇していましたが、現地時間の5日夕方に退院すると伝わると、値上がり幅が拡大しました。
また、IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も大幅に値上がりしました。
市場関係者は、「トランプ大統領が退院し、ホワイトハウスが機能不全に陥るのではないかという懸念がとりあえず取り除かれ、市場に安心感が広がった。また、与野党が対立している新型ウイルスに対応した追加の経済対策の協議に弾みがつくのではという期待も買い注文につながった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB