茨城県ひたちなか市で、生後1か月の長女に暴行を加え死亡させたとして28歳の父親が逮捕された事件で、母親が警察に対し「夫は泣きやまない娘にほぼ毎日暴行していた」という趣旨の話をしていることが捜査関係者への取材で分かりました。
ひたちなか市田彦の会社員、小沼勝容疑者(28)は、ことし7月、自宅で生後1か月だった長女の舞香ちゃんをドアにたたきつけるなどの暴行を加え死亡させたとして、5日、殺人の疑いで逮捕されました。
これまでの調べに対し、殺意は否認していますが暴行については認め、「泣きやまなかったから殴った」などと供述しているということです。
舞香ちゃんは7月10日に病院を退院しましたが、そのあと15日ごろから亡くなるまでの1週間余りの間に暴行を受けたとみられています。
捜査関係者によりますと、母親は警察に対し「夫は泣きやまない娘にほぼ毎日暴行していた」という趣旨の話をしているということです。
舞香ちゃんはあざなどはなかったものの、頭の中の出血や内臓の損傷が見られたということで、警察は継続的に暴行が繰り返されたとみていきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB