アメリカのトランプ大統領が新型コロナウイルスについてソーシャルメディアに「インフルエンザほど致命的なものではない」と投稿し、フェイスブックは誤った情報だとして削除しました。
トランプ大統領は6日、ソーシャルメディアに「新型コロナウイルスは多くの人にとってインフルエンザほど致命的なものではない」と投稿しました。
これについてフェイスブックは、新型コロナウイルスの深刻さに関する誤った情報にあたるとして、投稿を削除したことを明らかにしました。
またツイッターも、ウイルスに関する誤った情報が広がることを防ぐための会社の規定に反しているとして投稿に注意を促すラベルを表示したうえで、利用者が自動的には見られなくする措置を取りました。
アメリカでは、新型コロナウイルスの感染が確認された人は6日の時点で746万人を超え、21万人以上が亡くなっています。
トランプ大統領自身も新型コロナウイルスに感染し、5日に治療を受けていた病院を退院したばかりで、現地のメディアは、ウイルスの危険性を繰り返し過小評価しているとして大統領の投稿を批判的に伝えています。
-- NHK NEWS WEB