日本郵便は、新型コロナウイルスの対策として配達専用のロボットが公道を走行し、荷物を届ける実証実験を7日、報道関係者に公開しました。
実験に使われたのは、ベンチャー企業が開発した配達専用のロボットでカメラやセンサーで周りの状況を確かめながら重さが30キロまでの荷物を運べます。
7日は、報道関係者にこのロボットを使った公道での実証実験が公開されました。
東京 千代田区の東京逓信病院でロボットに荷物が積み込まれ、関係者が付き添いながらおよそ20分かけて700メートル先の麹町郵便局まで運びました。
ロボットによる配達は、顧客との接触が減ることから新型コロナウイルスの対策となるうえ、人手不足の解消にもつながると期待されています。
日本郵便によりますと、公道での実証実験は初めてで、今月中にロボットの走行を遠隔で監視する実証実験も行い、早期の実用化を目指したいとしています。
日本郵便オペレーション改革部の五味儀裕部長は「技術面や制度面の課題はあるが、次の3年間で実用化できるところから取り組んでいきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB