7日のニューヨーク株式市場は、トランプ政権が航空業界や中小企業への公的な支援に乗り出すとの期待から、ダウ平均株価は、前日から一転して、500ドルを超える大幅な値上がりとなりました。
7日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて530ドル70セント高い、2万8303ドル46セントでした。
ダウ平均株価が、500ドルを超える値上がりを記録するのは、ことし7月14日以来で、構成する30社の株価がすべて上昇しました。
前日には、トランプ大統領が新型コロナウイルスに対応した追加の経済対策の策定を大統領選挙のあとまで先送りすることを表明し、株価は大きく下落していました。
しかし7日になって、経営悪化が続く航空業界や中小企業の支援を行う考えを示し、野党・民主党も協議に応じる姿勢を示したことから、一転して大幅な値上がりとなりました。
市場関係者は、「トランプ大統領の発言で大きく値がふれる不安定な展開だが、前日の値下がりを取り戻す形になった。
日本時間のきょう午前行われる副大統領候補の初めてのテレビ討論会にも注目が集まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB