スマートフォンの決済サービス「PayPay」をめぐって、500円分のポイントが無料でもらえるキャンペーンを悪用し、大量のアカウントを作成して取得したポイント、およそ40万円分を不正に現金化してだまし取ったとして、会社役員の男ら3人が警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは、埼玉県草加市の会社役員、小田富士男容疑者(49)ら男女合わせて3人です。
警視庁によりますと3人は去年、「PayPay」に登録すると500円分のポイントが無料でもらえるキャンペーンを悪用して、およそ40万円分のポイントを取得し、インターネットのオークションサイトを通じて不正に現金化してだまし取ったとして、電子計算機使用詐欺の疑いが持たれています。
小田容疑者らは、携帯電話に差し込む「SIMカード」と呼ばれるICカード、およそ4万枚を調達して大量のアカウントを作成し、ポイントを取得していたということです。
そのうえで、オークションサイトに出品した商品をみずから落札して、ポイントで支払う「自作自演」の手口をおよそ800回繰り返し、現金を指定した口座に振り込ませていたということで、調べに対し、いずれも容疑を認めているということです。
警視庁は3人が同じ手口でおよそ2000万円をだまし取った疑いがあるとみて調べています。
-- NHK NEWS WEB