新型コロナウイルスの影響で倒産した企業は、ことし2月から今月9日までに600社になったことが、信用調査会社のまとめで分かりました。
飲食やアパレル関連の倒産が目立ち、所在地別では東京 渋谷区が最も多くなっています。
帝国データバンクによりますと、新型コロナウイルスの影響で、破産などの法的手続きをとって倒産した企業と、事業を停止して法的整理の準備に入った企業は、ことし2月から今月9日午前10時までの累計で600社になりました。
業種別では、
▽「飲食店」が86社と最も多く、
▽「ホテル・旅館」が59社、
▽「アパレル小売店」が43社などとなっています。
また、都道府県別では、
▽東京都が145社と最も多く、
次いで
▽大阪府が64社、
▽北海道が30社などとなっています。
さらに市や区ごとにみると
▽東京 渋谷区が21社で最も多く、
▽大阪 中央区が11社、
▽神戸市中央区が10社などとなっています。
一方、倒産した企業の内訳を見ると、創業などから20年未満のいわゆる「業歴」の浅い会社がおよそ40%を占めています。
帝国データバンクは「新型コロナウイルスの影響で大きく変化した消費動向に対応するための資金や経営ノウハウが乏しい場合は、企業が一層事業環境の悪化に陥ることも懸念される」としています。
-- NHK NEWS WEB