千葉県は新型コロナウイルスへの感染が確認されていた市原市の80代の女性1人が11日、死亡したと発表しました。
死亡したのは今月6日から県内の医療機関に入院していた市原市の80代の女性です。
女性は県内にある介護施設を利用していましたが、この施設では9月下旬に施設の職員や利用者合わせて3人が発症し、この女性も9月末に発熱の症状が出ていました。
10月6日に感染が確認され、県内の医療機関に入院して治療を受けていましたが、11日未明、死亡したということです。
千葉県内で死亡した感染者は合わせて73人となりました。
また、千葉市は中央区の会社の営業拠点で、20代から30代の社員11人の感染が新たに確認されたと発表しました。
この会社ではすでに1人の感染が確認されていて、感染者は合わせて12人となりました。
千葉市は感染者の集団、クラスターが発生したとしています。
千葉市によりますと、12人全員が社員寮で共同生活をしていたということで千葉市が感染経路などを調べています。
さらに千葉市では若葉区にある特別養護老人ホーム「更科ホーム」で、80代から100歳以上の入居者4人と40代の介護職員1人の合わせて5人の感染が新たに分かりました。
すでに3人の感染が判明していて、これで感染者は8人となり千葉市はクラスターが発生したと発表しました。
施設は現在も運営を続けていますが、ショートステイの新規の受け入れは見合わせています。
千葉県内で11日発表された新型コロナウイルスの新たな感染者は43人で、県内で発表された感染者は合わせて4296人となりました。
-- NHK NEWS WEB