マレーシアでは新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、首都クアラルンプールなどで14日から移動の制限や学校の休校などの措置がとられることになりました。
マレーシアでは10月に入ってから1日に確認される感染者が600人を超えるなど新たな感染者が急増していて、10月だけで4400人を超えています。
これを受けてマレーシアの国防部は14日から10月27日までの2週間、首都クアラルンプールと首相府や官庁が集まる行政区など一部の地域で、再び地区をまたぐ移動や3人以上での外出を禁止するほか、すべての学校を休校とする措置をとると発表しました。
一方で職場への通勤は雇用主の許可証を携帯すれば可能で、経済活動への影響を抑える対策もとっています。
マレーシアではことし3月から1か月半ほど企業を強制的に休業させるなど、経済活動や人の移動を厳しく制限したあと、感染拡大を一定程度抑え込めていましたが、感染の再拡大を受け政府が警戒を強めていました。
-- NHK NEWS WEB