千葉県成田市の県道で乗用車がワゴン車と衝突してワゴン車の6人が死傷した事故で、乗用車を運転し危険運転致死の疑いで逮捕された64歳の男から基準の3倍を超えるアルコールが検出されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
11日、千葉県成田市の県道で、乗用車が対向車線にはみ出して2世帯の家族の6人が乗るワゴン車と衝突し、ワゴン車に乗っていた成田市の橋本真衣子さん(44)が死亡し、子ども4人を含む5人が軽いけがをしました。
警察は酒を飲んで正常に運転できない状態で事故を起こしたとして乗用車を運転していた市内に住む会社員の石井一雄容疑者(64)を危険運転致死の疑いで逮捕し、13日、身柄を検察庁に送りました。
捜査関係者によりますと、石井容疑者は当時、事故の状況を説明できないほど酒に酔っていて、吐いた息からは基準の3倍を超えるアルコールが検出されたということです。
また、その後の調べに対し「自宅で日本酒200ミリリットルを飲んだ」などと供述しているということです。
警察は事故の前の飲酒の量などについても詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB