携帯電話大手のソフトバンクが大容量の料金プランを見直し、新たに月額5000円を下回るプランの導入を検討していることがわかりました。菅総理大臣が携帯電話料金の値下げに強い意欲を示す中、新たなプランの導入でこれに応えるねらいがあるとみられます。
携帯電話の料金をめぐって、菅総理大臣は、13日も武田総務大臣と会談するなど値下げの実現に強い意欲を示しています。
これを受けて、NTTドコモ、auのKDDI、ソフトバンクの大手3社は政府からの要請を重く受け止め、今の料金を見直す構えです。
このうち、関係者によりますと、ソフトバンクは、使用するデータの量が多いいわゆる大容量の料金プランを見直し、新たに月額5000円を下回るプランの導入を検討していることがわかりました。
現在、2ギガバイトを超え、50ギガバイトまでの大容量のプランは、家族割引などの各種の割り引きを除いた料金で、月額7480円となっています。
総務省は、海外では20ギガバイトで月額5000円を下回る国も多く日本は割高だと指摘していて、ソフトバンクとしては新たなプランを導入することで、値下げの要請に応えるねらいがあるとみられます。
ソフトバンクはできるだけ早期に新たな料金プランを正式に明らかにする方針で、NTTドコモやKDDIの料金の見直しにも影響しそうです。
-- NHK NEWS WEB