ことし9月までの3か月間に世界で出荷されたパソコンの台数は、およそ8127万台と前の年の同じ時期と比べて14%を超える増加となりました。アメリカの調査会社は、新型コロナウイルスの影響で世界的にテレワークなどが増え、需要が拡大したと分析しています。
アメリカの調査会社IDCによりますと、ことし7月から9月までの3か月間に世界で出荷されたパソコンの台数は合わせて8127万2000台で、これは、前の年の同じ時期に比べて14.6%の増加となりました。
IDCでは、新型コロナウイルスの感染拡大で世界的にテレワークやオンライン学習などの機会が増えたことで需要が拡大したと分析しています。
一方、日本では政府が掲げる小中学生など1人に1台の端末を整備する「GIGAスクール構想」やテレワークの需要拡大で、パソコンの需要は一定程度、続いているとしています。
出荷台数をメーカー別にみると、首位が中国のレノボ・グループで前の年の同じ時期に比べて11.3%増の1927万2000台だったほか、4位のアメリカのアップルも38.9%増の689万台となっています。
-- NHK NEWS WEB