アメリカのIT大手、アップルは、最新の通信規格、「5G」に対応したスマートフォンの販売を今月始めると発表しました。主要な各社の5G端末が出そろったことで、各社の競争が一段と激しくなりそうです。
アップルは13日、オンラインで発表会を開き、最新のスマートフォン「iPhone12」を披露しました。
全部で4機種あり、いずれも最新の通信規格「5G」に初めて対応しているほか、カメラの性能を向上させ、写真や動画をより鮮明に撮影できるということです。
このうち標準サイズの機種の日本での価格は、8万5800円からで、今月16日から予約を受け付け、今月23日に発売されます。
アップルは、例年、新しいスマートフォンを9月に発表していますが、ことしは新型コロナウイルスの影響で、この時期にずれ込んだものとみられます。
5G対応のスマートフォンは、すでにソニーや韓国のサムスン電子、中国のファーウェイ、それにアメリカのグーグルなども発売していて、これで主要な各社の製品が出そろいました。
新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な景気の悪化でスマートフォンの出荷台数は落ち込んでいるだけに、メーカー各社は5G対応の機種で需要の喚起を期待していて、競争が一段と激しくなりそうです。
-- NHK NEWS WEB