アメリカのトランプ大統領は選挙活動を再開してから3日連続となる集会を開き、「バイデン氏は腐敗した政治家だ」などと強く批判し、巻き返しに向けて対立候補のバイデン氏への攻撃を強めています。
トランプ大統領は新型コロナウイルスに感染して中断していた選挙集会を今週、再開し、3日目となる14日には中西部アイオワ州を訪れ、集まった支持者らを前に演説を行いました。
アイオワ州は、前回、4年前の大統領選挙でトランプ大統領が勝利しましたが、今回、世論調査の支持率の平均値では、民主党のバイデン氏がわずかに上回っています。
トランプ大統領は演説で、バイデン氏の次男がウクライナの会社の役員に就任し多額の報酬を得ていたとされることに関連して、バイデン氏が次男の仲介でこの会社の幹部と会っていたとする一部の報道に触れ、「バイデン氏が息子の事業に関わっていなかったというのはうそだ」と主張しました。
そのうえで、「バイデン氏は腐敗した政治家で、大統領に立候補すべきではなかった」などと、強く批判しました。
トランプ大統領は先月のテレビ討論会でもこの話題を取り上げ、バイデン氏は「息子は間違ったことはしていない」と反論し、激しい応酬となりました。
-- NHK NEWS WEB