行政手続きのデジタル化を推進するため、金融庁は、これまで紙で受け付けていた金融機関からの申請や届け出など、1700余りの手続きを来年度中にすべてオンライン化することになりました。
金融庁は、銀行や保険、証券各社などの金融機関から、1700余りの申請や届け出を受け付けていますが、ほとんどが紙によるもので、オンライン化されているのは、およそ9%にとどまっています。
このため、金融庁は、行政手続きのデジタル化を一層推進するため、来年度中にすべての手続きをオンライン化することになりました。
具体的には、
▽銀行の店舗の開設や営業時間の変更に関する手続き、
▽金融機関からの決算書類の提出、
▽スマートフォンを通じた支払いなどのサービスを手がける「電子決済サービス」の事業者の登録申請などが対象になります。
金融庁としては、民間のIT企業とも連携し、システムの安全性を確保しながらデジタル化を進めていく方針で、行政手続きの効率化に加え、新型コロナウイルスの感染防止にもつなげたい考えです。
-- NHK NEWS WEB